「コカコーラ、炭酸を飲むと骨や歯が溶ける説」、歯科医師が解説
炭酸は歯や骨を溶かす性質を持つ
清涼飲料にはコカ・コーラのように炭酸が入っているものとそうでないものがあるが、歯や骨が溶けるという言説は、炭酸という「酸」によって溶けるのではないかというイメージからきていると考えられる。
炭酸というのは水溶液に溶けた二酸化炭素のことだが、炭酸を含んだ天然の炭酸水もあるように、炭酸は昔から飲まれてきた成分でもある。また、空から降ってくる雨水にも二酸化炭素が溶け込んでいて、石灰岩などの地層に染み込めば地層を溶かし、地下の洞窟に落ちて鍾乳石などを形成するように、炭酸を含んだ水にはカルシウムを溶かす性質がある。
まず、筆者は日本コカ・コーラ株式会社にこの言説の真偽を聴いてみた。この種の疑問や質問は多いようで、同社のホームページ上の「よくあるご質問」にも回答が出ている。
コカ・コーラに限らず一般的に清涼飲料には酸味料が含まれています。そして、歯や骨の成分であるカルシウムやマグネシウムは、酸に溶ける性質を持っています。よって、清涼飲料、果汁などの酸を含む液体に、抜けた歯や魚の骨を長い間つけておくと、含まれるカルシウムやマグネシウムが溶けます。しかし、飲みものですので人間の骨に直接ふれたり、歯に長い間くっついていることはありません。安心してお飲みください。
続きはソース
https://news.yahoo.co.jp/byline/ishidamasahiko/20220126-00278376
Source: おいしいお
「コカコーラ、炭酸を飲むと骨や歯が溶ける説」、歯科医師が解説