ナイトスクープ「思い出のラーメンを母に」に反響
依頼者は三重県の男性(46歳)で、10歳の時、両親の離婚を機に母と兄、妹の4人で引っ越し。母は慣れない街で仕事を掛け持ちして忙しく、依頼者はこの頃の母の顔を見ることはほとんどなかったという。
しかし月に3度ほど、母は家の近くにあったラーメン屋「画竜軒(がりょうけん)」に連れて行ってくれ、その「画竜軒」で食べたラーメンは、現在調理師として働く依頼者にとって、いまだにこれ以上のラーメンはないとのこと。
今年、癌が見つかり余命は半年から1年と宣告された依頼者の母にとっても特別なラーメンで、死ぬ前にもう一度食べたいという依頼に応えるべく、探偵のスリムクラブ・真栄田賢(42歳)がラーメン屋の大将を探しに向かう。
依頼者による「8年ほど前に、画竜軒の大将が北海道の旭川で陶芸家に転身したという噂を聞いた」との根拠の薄い話を聞いた真栄田らは北海道へ。聞き込みを始めると、意外にも大将らしき人物の情報はすぐに見つかる。
焼き物協会の会長をしているという速水登稔さんの元へ向かうと、その人物は依頼者が探し求めていたラーメン店の大将に間違いなかった。速水さんによれば、「画竜軒」はどこにも修行せずにいきなり妻と一緒に始め、ちょうど10年間営業して、その後、速水さんは田舎暮らしに憧れて旭川で陶芸を始めたとのこと。
それから28年間ラーメンを作っていないという速水さんに、事情を説明してラーメンを作ってもらうよう頼むも、「できないよ、同じものできないよ」と断られてしまう。だが、速水さんの妻から「お父ちゃんが作ったら、お父ちゃんのラーメンになるんやわ。きっと魔法がかかる。行っといで」と背中を押され、速水さんは大阪へ向かうことに。
大阪に到着した速水さんと探偵一行は、かつて「画竜軒」の常連だった子どもがラーメン屋をしているという情報を頼りに、「鶴麺 鶴見本店」というラーメン屋へやってきて厨房を借りたいとお願い。現在はボストンで店をやっているオーナー・大西益央さんに電話で話をすると、「ぼく、大将のラーメン食べて、ほんまにラーメン好きになって、で、ぼくは今ラーメン屋さんをやっています。そういうことやったら喜んで。僕が一番食べたいくらい何ですけど」と快諾してくれることに。
その後、速水さんは、馴染みだったお店から豚骨や鶏ガラ、コチュジャン、麺は昔使っていたものを新たに特注で作ってもらって、ラーメンを作り始めた。ブランクはあっても10年やってきたことは手が覚えているらしく、自信のラーメンが完成。
そして、依頼者が母親を連れてラーメンを注文すると、コチュジャンなどを入れる独特の製法から「画竜軒のラーメンみたい」と発言。速水さんが「画竜軒、ぼく、やってました。今日だけです」と正体を明かすと、依頼者の母は「嬉しい」「ありがとう」と感極まる。麺をすすると、一口で「画竜軒やわ」とまた涙。依頼者から「長生きして」と励まされると、依頼者の母は「(治療)がんばります。長生きします」と力強く語った。
なお、「鶴麺」の大西オーナーは「この機会を逃したら一生の後悔や、なんとしても食べたい」とボストンから飛行機で飛んで来て、関西国際空港から2万円使ってタクシーを飛ばしてきたという。
http://news.livedoor.com/article/detail/15221137/
2018年8月28日 10時46分 ナリナリドットコム
探偵 ナイトスクープ 2018年8月24日
泣けた。
依頼文だけでウルウルなやつか
おいおい泣きながら見ようや
笑いの部分も結構あってマイルドな感じだったよ
Source: メシニュース
ナイトスクープ「思い出のラーメンを母に」に反響