「1杯に心込めて」 神田の老舗「かんだやぶそば」支えて半世紀 女将が世代交代
ますみさんが中学の同級生だった康彦さん(78)=四代目、現「藪蕎麦やぶそば」会長=と結婚し、店に入ったのは53年前の1970年。当主だった三代目は、老舗の心構えをこう伝えたという。「商売はもちろんお客さまが大事だけれども、従業員も取引先も、それに地域も大事にしなければ長くは続かないんだよ」
2013年2月、火災で旧店舗を焼失。100年前の関東大震災後すぐに再建し、戦禍も免れた風情あるたたずまいが、老舗の味わいを増していた。あの日も帳場にいたますみさんは言う。「けが人がおらず、それだけはよかった。守るもの、新しくするものを整理して『平成の藪にしよう』って。残したもののひとつが帳場の『通し声』です」
通し声とは、帳場から注文内容を調理場に伝えるためのもの。「せいろう、いちまーい」のように、店内を見渡せる帳場から料理を出すタイミングを見極め、女将が調理場に声で指示を出す。「言ってみれば司令塔ね」。独特の節回しが客席にも聞こえて、今や店の名物になっている。
昨年5月、長男康太郎さん(51)が社長に、妻の由紀さん(50)が女将に就いた。「大女将」になったますみさんは今も帳場に立つけれども、徐々に減らすつもりだ。「いつまでもいると次の世代が育たない。商売一筋だったから、月1回くらい旅行に行こうかな」
女将を引き継いだ由紀さんは「この店は新しさを取り入れながら歴史を刻んできた。雰囲気を壊さぬように、これからの時代にも対応していきたい」と話している。(石川修巳)
東京新聞 2023年3月24日 06時00分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/239736
再開発の地上げにあってる更科の方かと思った
藪系より更科系のほうが好きだからうまくかたづいてほしいな
これニュースになるの?
なら俺のバイト先の店長(本社社員)も移動したんやけどニュースにしてくれ
恵方巻きの予約を自分で60本してバイトに配ってくれたええ人やぞ
蕎麦なんか好きやないけど
まあ、1回食うたらもうええ味
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Source: メシニュース
「1杯に心込めて」 神田の老舗「かんだやぶそば」支えて半世紀 女将が世代交代