平気で「食パン」を買う人が知らない超残念な真実。「しっとり」「甘くておいしい」本当の理由
食品業界に身を置く者として「一応は味見をしてみるか」と、何種類かを試食してまたビックリ。「原材料表示」を見て三度ビックリ。私が食品製造の現役時代に作っていた食パンの常識からしたら、ちょっと信じられないものでした。
まず「じっとり」している。
高級食パンはどれも「しっとり、ふわふわ食感」というのがウリのようですが、私に言わせればこれらは「しっとり」ではなく「じっとり」です。
それから驚くほど「甘い」です。「これは菓子パンなのか?」と思うほど甘い。
これだけ甘ければ、食べたときにわかりやすく「おいしい!」と感じられるのも当然でしょう。
ただし、これは何も高級食パンに限った話ではありません。最近の食パンには「しっとり、ふわふわ」している商品が増えています。
でも、 なぜ普通の食パンなのに「しっとり、ふわふわ」しているものが売られているのか、なぜ何もつけなくても「おいしい」ものがあるのか、考えたことがありますか?
まず、なぜ「しっとり」しているのか。もちろん商品によって違いはありますが、そういう「しっとり食パン」に限って、「油分(脂質)」が大量に入っている場合が非常に多いのです。
たとえば、「しっとり、ふわふわ」を謳う食パンの「原材料表示」を見てみると、下記のように記載されていたりします。
Source: おいしいお
平気で「食パン」を買う人が知らない超残念な真実。「しっとり」「甘くておいしい」本当の理由