【悲報】「高級食パン店」、閉店ラッシュ
■高級食パンブームとは?
高級食パンブームは大阪の「乃が美」や銀座の「セントルザ・ベーカリー」などがその発祥といわれています。またベーカリープロデューサー・岸本拓也氏が仕掛け人となってオープンした少し変わった名前の店舗も多くありました。
高級食パンブームが起きた理由にはさまざまあるようですが、いつもより少し高いお金を払えば、よりおいしいものが買えるという「プチ賢沢」という心理にはまったことが大きな理由でしょう。
通常、200円程度で購入できる食パン。高級食パンの場合は800円程度と決して安いわけではありませんが、手を出せない金額というわけでもありません。
この絶妙な価格設定によって高級感の演出をうまくできたことで、高級食バンブームが起きたと考えられます。また「非日常感」を演出できたのも大きな理由かもしれません。
■高級食パンブームが終焉しそうな原因
高級食パンを提供するお店が最近、相次いで閉店に追い込まれています。理由はさまざまですが、最も大きな理由は「価格」と「価値」が一致しないことでしょう。
高級食パンは、普通の食パンの4倍程度の値段がします。もちろん、モチモチしていて甘くておいしいのですが、決して、普通の食パンのように日持ちするものでもありません。
普通の食パンは、数日経ってもおいしさをキープしていますが、高級食パンの場合は当日が味のピークです。
また、生で食べるのが一番おいしく、多くの家庭の朝の食卓に並ぶような「トースト」にも向いていません。
このように日常遣いとしての「価格」と「価値」が一致しないのが、ブーム終焉の大きな理由と思われます。
Source: おいしいお
【悲報】「高級食パン店」、閉店ラッシュ