コロナ禍で窮状のイタリアンレストラン、試しに二郎系ラーメンを出してみたら連日満席に
度重なる時短要請の影響で、夜の街の人影はまばらです。
そんな中、こうこうとした明かりを灯す飲食店が。
中に入ってみると…
メニューには「アヒージョ」や「パスタ」の文字。
どうやら、イタリア料理店のようです。
しかし…
イタリア料理店ではあまり聞かない、何かをすする音が聞こえてきます。
いったい、どういうことなのか?
厨房をのぞいてみるとー
パスタというには「太すぎる麺」が茶色いスープの中へ。
間髪入れずに大量の野菜が盛られていきます。
◆記者
「いったい何屋さんなんですか?」
◆オーナー
「いまラーメン屋です」
なんとここは、ラーメン店。
それも超メガ盛りラーメンです。
いわゆる二郎系と呼ばれる、東京発祥のこちらのラーメン。
野菜や背脂の無料トッピングを呪文のように唱えて注文する独特のスタイルや、極太麺と絡み合う中毒性の高い味で、多くの根強いファンがいます。
いったいなぜ、イタリア料理店に?
◆肉と酒 Fable 合屋昌彦さん
「このコロナ禍で一本の柱をお酒以外で立てたくて、それでラーメン屋をやるようになってます」
実はオーナーの合屋さんは、年間およそ300食を食べ歩くほどの大のラーメン好き。
時短要請の影響で客足が遠のく中、窮状をしのぐために回転率が高い「ラーメン」を提供するようになったのです。
あくまでも「一時的な策」…のはずでしたが、ふたをあけてみると、店内は連日ほぼ満席という状態です。
◆来店客
「一応全マシにしました。人に会う予定もないのでニンニクもマシにして、がっつり食おうと思って」
「近くで二郎系のラーメンがオープンしたというのを聞いて、いま(お腹が)パンパンです」
豚骨ラーメンが主流の福岡では、二郎系ラーメンを食べられる店が限られています。
そんな中で、合屋さんのラーメンの存在がSNSなどで瞬く間に拡散され、県内の二郎系ファン、「ジロリアン」たちが詰めかけているんです。
◆肉と酒 Fable 合屋昌彦さん
「1.2.3.4.5.…約6時間で、出た時で70杯くらい。正直、自分が思っていたよりも3~5倍のスピードで(売り上げ)が動いている」
予想外のスピードで伸び続ける売り上げ。
この結果を受けて、合屋店長は「驚きのプラン」を口にしました。
◆肉と酒 Fable 合屋昌彦さん
「早ければ6月くらいにできるとは思うんですけども、出店を…なんとか今年中にはやろうと動いています」
なんと、「二郎系ラーメン」の専門店を出すことを決断。
コロナ禍のピンチをチャンスに変えようという、新たな挑戦です。
出店は2022年の夏ごろの計画で、福岡のジロリアンたちは待ち遠しい日々を送ることになりそうです。
テレビ西日本
https://news.yahoo.co.jp/articles/87d035c6ffd9907983105e6e5641953be463f070
Source: メシニュース
コロナ禍で窮状のイタリアンレストラン、試しに二郎系ラーメンを出してみたら連日満席に