八嶋智人、かたくなに守り続ける “ラーメンの儀式”「食べる前には眼鏡を外して必ず一礼」
Copyright (C) 2021 Kobunsha Co., Ltd. All Rights Reserved.
テレビドラマ、映画、舞台、バラエティと大活躍の八嶋智人(51)。三谷幸喜の脚本で注目を集める2022年のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』にも出演予定だ。
そんな大忙しの八嶋が「いつでも食べたいです。それをずっと我慢している状態ですね。中毒かもしれない(笑)」と言うほど大好きなのがラーメンだ。
「『食べログ』で探し始めると、2時間ぐらい探しています(笑)。評判の店に行ってみたり、常に東京のラーメンの新店舗を調査しています。自分の好みに合うか合わないかみたいなこともあり、お気に入りの店はいくつかありますね」
ラーメンはひとりで食べに行くのが好きだというが、八嶋にはラーメンを食べるときの “厳かな儀式” があるという。
「僕が選んで行くお店は、手間暇をかけて出汁を取っている店ですね。美味しいスープには、具材というたくさんの出演者がいて、すべての力をそこに注いでいる。それをちゃんといただく、というのはすごくありがたい。
僕はラーメン店に対しては尊敬の気持ちが強いので、一言もしゃべらずにラーメンと真剣に向き合います。お店のルールがあれば、もちろんそれに従います。
まずは、両手で箸を持ち、眼鏡を外して『いただきます』と一礼。それから1枚だけ写真を撮らせていただき、ラーメンをいただきます。眼鏡を外すのは、最近、老眼になってしまったので(笑)、ラーメンの美しい姿をきちんと見たいからなんです。
先日、占い番組で、眼鏡を外すと、僕のオーラがゼロになると言われましたけどね(笑)。食べ終わったら、箸を置いて、眼鏡をかけて、『ごちそうさまでした』と一礼。
特に今はコロナ禍なので、席を立って、『美味しかったです、ありがとうございました』と心の中で御礼を言って、すぐにお店を出ます」
ラーメンの食べ方にも八嶋の “こだわり” がある。
「ラーメンに海苔が乗っている場合は、まず海苔を器にかけて外します。すべて食べ終わってから最後にスープに浸して食べると、口全体がさっぱりする。いい海苔じゃないと、さっぱりしないんですけどね(笑)」
ラーメンで英気を養った八嶋が力を注いでいるのが、1月7日から東京・青山で上演予定の『ミネオラ・ツインズ〜六場、四つの夢、(最低)六つのウィッグからなるコメディ』だ。
ピュリッツァー賞受賞作家のポーラ・ヴォーゲルのダークコメディで、大原櫻子(25)が双子姉妹マーナとマイラを演じ、小泉今日子(55)と共演する。51歳の八嶋は、マーナとマイラの「14歳の息子」を演じる。
「大原櫻子ちゃん演じる性格のまったく違う双子の姉妹が、1950年代、1969年、1989年を舞台に、どう成長してどう変化していくのか。ふたつのアメリカを象徴している民主党と共和党、社会的背景みたいなものが人間形成にどう影響を与えていくのか。
台本の最初に、『役者たちはホルモンの影響で常に興奮した状態で演じなさい』と書いてあるんです。ボソボソ言ってる場合じゃねえぞと。そうじゃないと台本に負けてしまうので、負けないように取り組んでいます」
そのためにも八嶋は、大好きなラーメン店で身も心も充電し、舞台への情熱を注ぐ。
やしまのりと
1970年9月27日生まれ 奈良県出身 1990年、松村武とともに劇団「カムカムミニキーナ」を旗揚げ。同劇団の看板役者として活躍中。1996年からテレビドラマに出演、2001年の『HERO』(フジテレビ系)で注目され、同年からバラエティ番組『ココリコミラクルタイプ』(フジテレビ系)、2002年からの『トリビアの泉〜素晴らしきムダ知識〜』の高橋克実との名司会で人気を博す。以降、ドラマ、映画、舞台と幅広く活躍。2022年、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に出演予定。2022年1月7日〜31日まで、舞台『ミネオラ・ツインズ』に出演予定(スパイラルホール)
https://news.yahoo.co.jp/articles/f46eb92b80469d8d145887f6c8fc6396acd6af6c
曇って麺も見えないんだから
Source: メシニュース
八嶋智人、かたくなに守り続ける “ラーメンの儀式”「食べる前には眼鏡を外して必ず一礼」