【悲報】ねこまんまの定義、関東と関西で違った
Q.「ねこまんま」が地域によって違うというのは本当でしょうか。
齊木さん「関東と関西、地域によって食べ方も異なるといわれています。関東や東北地方では主に、ご飯にかつお節をかけ、しょうゆを足したものをいいます。かつおのうま味が引き出され、さっぱりといただけます。一方、関西ではご飯にみそ汁をかけたものを『ねこまんま』と呼び、かつお節だけのものより味が濃く、汁気がある、いわゆる『汁かけご飯』です。また、北海道では、かつお節をかけた後、しょうゆと特産品のバターを加えることもあるそうです。
Q.なぜ、「ねこまんまは行儀が悪い」と言われるのでしょうか。
齊木さん「これは主に汁かけタイプの方になりますが、日本伝統の食事の作法に反するためです。古くから日本の食事様式では、汁物に箸を付けた後はご飯と菜(おかず)は交互に食べるのが順序で、汁→ご飯→おかず→ご飯といったように食べることが礼法で定められていました。
この作法はタンパク質や脂肪などの過剰摂取を調節し、食べ過ぎを防ぎ、病気を予防する先人の知恵でもありました。しかし、『汁かけ飯』は食べる際に器を手で持って口をつけ、箸でズルズルとすすりこむ食べ方です。これは礼法に反する行為であることから、現代でも『行儀が悪い』といわれるのです。
また、先述した『残飯に由来するご飯』『見た目にこだわらないズボラな料理』といった、見た目の影響もあると考えられます。特に、汁かけ御飯は残った冷たいご飯にみそ汁をかけて食べるため、『残り物を食べる』という印象が大きいです。食事の作法で大切なことの一つは、共に食事をする人に不快な思いをさせないことで、その観点からすると『行儀が悪い』ということになるのです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/58f2bb979a99a94ddaa191eddd4aac652daef21c
Source: おいしいお
【悲報】ねこまんまの定義、関東と関西で違った