セブンイレブンのレジ音声「ありがとう」は店員の不正防止策
6月27日午後7時40分過ぎ、東京都港区虎ノ門3丁目の「セブン―イレブン神谷町駅東店」。都内在住の男性は、ペットボトル入りのコーヒーなど3品を持ってレジに向かった。対応した男性店員は、レジ台の下からおもむろに取り出したスマートフォンの画面に、バーコードリーダーを当てた。「ピロリーン」と音がした。そして、店員は何事もなかったように、男性が購入する商品のバーコードを読み込んだ。
不審に思った男性は、普段は受け取らないレシートを「ください」と求めた。見てみると「会員コード」という欄があり、下5桁以外は「*」マークで伏せられた18桁の数字が並んでいた。
会員になっていない男性は「これって何ですか?」と尋ねたが、店員は明確な返答をしない。「とぼけている」と感じた男性は、「結構です。本部の人に確認します」と言って店を出た――。
セブン―イレブン・ジャパンによると、店員が取り出したスマホは私物で、レシートの会員コードは「セブン―イレブンアプリ」の番号だった。購入額200円(税抜き)で1マイルが得られ、マイルをためるといろんな特典と交換できる。店員は男性が買った「484円」分を自分のアプリに読み込み、2マイルを不正に取得していた。
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Source: お料理速報
セブンイレブンのレジ音声「ありがとう」は店員の不正防止策