【行き場を失う喫煙者】喫煙所閉鎖でさまよう愛煙家
女性が指摘した場所は、中央区北5西7。JR札幌駅西側の高架下に沿って続く歩行者専用道「札幌桑園停車場緑道線」の一角だ。女性は緑道をよく通るといい「4月以降に喫煙者が増えた。近くを通るとたばこの臭いがひどい」と嘆く。
5月26日昼に取材した。正午を過ぎると、昼休み中とみられるスーツやワイシャツ姿の男女が緑道を訪れ、喫煙を始めた。
駅の近くだけに歩道は通行人も多いが、午後0時半ごろには、隣の西8の区画も含めて喫煙者が20人ほどまで増えた。隣の人と数メートルの間隔を空けてビルの壁に向かって紫煙をくゆらせる列ができる一方、歩道のベンチで吸う人もいた。
喫煙していた50代の男性会社員に声を掛けてみた。勤務先のビルの喫煙所が閉鎖され、3月ごろから緑道を訪れるようになったという。「1週間くらい前からここで吸う人が一気に増えた。自分は通行人が来たらマナーとして壁側を向く」と話した。
Source: おいしいお
【行き場を失う喫煙者】喫煙所閉鎖でさまよう愛煙家