英国で最近人気の日本食はカツカレー。謎の食材pancoを使ってカリっと揚げたカツをカレーライスに載せ
秘密はソースと「Panko」?
2020.02.02
(中略)
イギリス人のソウルフードでもある「フィッシュ&チップス」の伝統店に行くと、オプションとしてトロミのついたカレー・ソースを置いている。
これがインド・カレーというよりも、かなり日本のカレー味に近い。
イギリス人がカツカレーの味に親近感を覚えるのは、こんなところにも理由がある。
もっともカレー・ソース自体が明治時代にイギリスから輸入されたものなので、このリンクは必然なのだが。
そしてPanko。イギリスにもともと存在しているパン粉(breadcrumbs)は耳の部分も含んでいて、柔らかい部分だけを使った日本のパン粉に比べて揚げた時のカリカリ感はいささか劣る。
日本のパン粉がイギリス外食産業で広く使われ始めたのは2000年頃からで、「Panko」として現地スーパーなどで扱われるようになったのは、ここ10年前後のことだと思う。しかるにWagamamaでは、92年の創業時からPankoを使っている。
チキンカツの爽快なカリカリ感はさぞイギリス人の舌を驚かせたのではないか。
ちなみに、イギリスの一般家庭にPankoが浸透しはじめたのは、セレブシェフたちが「Panko」を使った料理を紹介し始めてからだ。
(後略)
Source: おいしいお
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