タピオカは冬を越せない。続々閉店
令和元年を席巻したタピオカ。暑い夏、店前には行列ができ、街にはタピオカを片手に歩く人々が目立った。だが、冷たいドリンクの需要が落ちる秋冬を迎えて大苦戦。越冬に奮闘するタピオカは令和2年も生き残れるか!?
唯春の夜の夢のごとし。冬の寒さに晒されたタピオカ
今を遡ること3週間前。タピオカブームに沸いた令和元年を、タピオカで締めくくろうとする人々がいた。初詣に向かう人で賑わう大晦日の浅草の街の一角で、彼らは25時まで年越し営業する浅草の某タピオカ店へ来店。この店では、通常メニューのほかに甘酒タピオカとぜんざいタピオカを提供。行列はなくとも、客はポツポツと入っていた。
大阪から来た会社員の男性客4人は「コミケのために東京に来たけど、このタピオカも楽しみだった」と嬉しそうに話すが「まだ盛り上がってるの僕らだけかも」と続けた。20代の女性客3人は「もう寒いから並んでまで飲もうとは思わない」「ブームは終わったと思う」と冷静に語る。
繁盛したのはオープンして3日間だけ
冷たいタピオカドリンクが好まれる夏から一転。寒い冬になると、タピオカブームも冷え込んできた。グーグルの検索数を見てもそれは明らかだ。「タピオカティー」の検索数は’19年6月をピークに右肩下がりで、現在は当時の4分の1以下まで落ち込んだ。
寒さに対抗しようと、タピオカ店は軒並み冬メニューとしてホットタピオカを提供。タピオカナビゲーターの梅村実礼氏は、冬のタピオカ事情を次のように語る。
「ホットタピオカは昨年と比べれば浸透しましたが、夏のような人気を維持するのは難しいです。他国と比較すると、特に愛飲される台湾やタイ、シンガポールは冬でも気候が暖かいので、冷たいタピオカが年中飲まれやすい。日本は気候的に不利なのです」
続きはソース
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200124-01639024-sspa-soci
Source: おいしいお
タピオカは冬を越せない。続々閉店