業務スーパー、コスパ抜群で大人気になる
「当初は飲食店経営者をターゲットにしていた同スーパーですが、店看板に『一般のお客様大歓迎』とうたったことで一般客が増加。今ではボリュームたっぷりで高品質の食材や食品を、誰でも安く購入できます」(経済ジャーナリスト)
そんな業務スーパーが大きく注目され始めたのは、昨年2月のこと。テレビ番組『坂上&指原のつぶれない店』(TBS系)で紹介されたことがきっかけだという。
「番組では焼きそばが1キロ138円、鶏肉2キロ820円など、超激安商品を紹介。主婦ゲストで出演した北斗晶も週2回通っているとコメントして、お得感を伝えていました」(テレビ誌ライター)
また、昨年に旋風を巻き起こした“タピオカブーム”が、業務スーパー人気にも飛び火した。
「業務スーパーでは、4年前からタピオカを台湾から輸入していました。タピオカの爆発的なブームによって、それまで業務スーパーに縁がなかった女子中高生が殺到するようになったのです」(食品アドバイザー)
業務スーパー人気の高まりに、株式市場も好反応を示す。神戸物産の株価は、19年の上昇率ランキング(大型株のみ)で8位を記録。株式時価総額では、松坂屋などを展開する百貨店業界最大手「J・フロントリテイリング」を上回る4644億円にまで上がった。
コスパ抜群の業務スーパーが人気を集める理由は分かったが、そもそも、なぜ高品質で安い商品を提供できるのか。
Source: おいしいお
業務スーパー、コスパ抜群で大人気になる