ウーバーイーツ、一方的な報酬引き下げをきっかけに食品の大量廃棄が起きていることが明らかに
ウーバージャパンは11月29日、東京都内の配達員に対し、基本報酬を引き下げた。
配達員の報酬は、配達距離報酬と荷物の受け取り料金などの「基本報酬」とウーバー本部が指定する特定の地域や時間に配達などをすることで得られる「ボーナス報酬」の2つで構成されている。
今回の報酬引き下げにより、1キロ当たりの距離報酬は150円から60円に引き下げられたほか、受け取り報酬も約12%カットされた。
商品廃棄の問題は、こうしたウーバージャパンの不可解な労務管理の中で、新たに明らかになった。
ウーバーの配達員は次のように現在の問題を指摘する。
「お客様から注文が入ったあと結果的に正式な配達パートナーが割り当てられず時間が経過してしまった配達案件のことを配達員の間では『熟成案件』と言っています。
例えば注文のあったレストランの近くで配達員がいなくて、マッチングできなかったり、配達拒否やキャンセルでたらいまわしになったりして、出来上がりから約1時間経過したような商品の配達がそれにあたります。
そうした商品はどんなに迅速に届けても、お客様から『遅い!』と批判され、BAD評価になってしまいます。
そのため、配達員の間では忌避されています」
Source: おいしいお
ウーバーイーツ、一方的な報酬引き下げをきっかけに食品の大量廃棄が起きていることが明らかに