「工場系ラーメン」の魔力…スープ1杯40円で人気店の味も再現
もはや日本人の国民食といってもいい「ラーメン」。数多くの店が出店し、行列ができていることも珍しくありません。そのような人気店が「自分のもの」だとしたら、それがまったく違った景色に見えてくるのです。本記事では、ラーメンプロデューサー・藏本 猛Jr氏の著書『誰も知らなかった ラーメン店投資家になって成功する方法』(合同フォレスト)から一部を抜粋し、ラーメン店に「投資」してオーナーとなり、報酬を得るための方法を紹介します。
「工場系」はスープや返しの味を安定させることが可能
ラーメン店投資をされる方が、ご自身が特に気に入っている憧れのラーメン店の味を再現できないだろうか、と相談されることがあります。これはできます。
私がプロデュースするラーメン店は「工場系」であるとお話ししましたが、工場系ではスープや返しの味を安定させることが可能なことと同時に、様々な味を再現することも可能になります。ですから、投資される方が再現したいと考えているラーメンがあれば、私はメーカーの担当者を伴って食べに行きます。
すると、私もメーカーの人も、ラーメンのプロですから、「ああ、○○と○○が入っているんだね」といった具合に、すぐにその味の要素を分析することができます。あとは、メーカーで同じ味になるように調合できるのです。
ただ、本当の製法までは分かりませんので、まったく同じ味ではないかもしれません。それでも、ほぼ同等の味を再現できます。これは、他のラーメン店ではまねができない技術です。また、日々一定の味を維持するという技術もなかなかまねできません。これが工場系の強みです。
ちなみに、私がプロデュースする場合はぜひ、私が指定するメーカーの麺とスープを使ってほしいのですが、このメーカーから皆さんのお店が麺とスープを仕入れることができるのは、私がこのメーカーと提携していることによります。この工場に個人で仕入れたいと申し入れても、個人のお店では購入量を約束できないため取引してくれません。ましてや味の再現など受け付けてくれません。しかし、私がプロデュースする場合は、間違いなく繁盛させるだろうという信用を得ているため、味の再現も取引も受け付けてくれます。
同じスープから何十種類の味を出す「返し」とは?
ほとんどのラーメン店ではラーメンの味のバリエーションを増やすために、様々なスープの味を出そうと工夫しています。中には数日間煮込まないと作れないスープもあります。しかし、私の方法では、スープは1種類だけで十分です。この1種類のスープから、何種類もの味を出せるためです。その秘密が「返し」です。
どんぶり1杯に60㏄の「返し」を入れるのですが、「返し」の中に様々な味やうま味のエッセンスが入っています。同じスープを使っていても、「返し」を変えることで異なる味のラーメンを作ることができます。
つまり、メーカーから1種類のスープと複数の「返し」を仕入れて使い分けるだけで、何十種類ものスープを瞬時に作り出せるのです。この発想は当初メーカーにもありませんでした。この方法を使えば、ラーメンの味ごとに異なる製法のスープを作る手間も器具もスペースも節約できます。なにしろスープは量が多いので作り分けるとなると、相当に手間とスペースが必要になります。もちろん、光熱費がかかります。この方法は今のところ私しかできません。
工場系ラーメンのスープは、メーカーから配達されるときは冷凍されていて、お店で溶かす必要がありますが、私がメーカーと共同開発したスープは常温で運べるというのが特長です。
メーカーから常温でスープが配達されてきますから、輸送費が安くなります。また、冷凍された状態から溶かすためのガス代も節約できます。スープは濃縮されていて、1パックから50~60杯分作れ、1杯のスープが約40円でできます。
そしてもう1つ、スープと麺を安く提供できる理由があります。提携先のメーカーの子会社が餃子の製造と配達を行っていて、その流通網にスープと麺を乗せているためです。そのため、麺とスープの流通コストが低く抑えられているわけです。
この流通システムはメーカーの提供で、「藏本さんならウチのスープや麺の納入先を全国に広めてくれるでしょ」というメーカー側のもくろみがあったためだと言われました。
2019.12.25 幻冬舎
https://gentosha-go.com/articles/-/23861
で最後に吹いたわ
もっともらしいことを説明したり評価以上の能力や魅力を付加するマジックw
なんだまた幻冬舎の提灯記事かちゃんとPR広告て表記してんだろうな
Source: メシニュース
「工場系ラーメン」の魔力…スープ1杯40円で人気店の味も再現