【悲報】効果のあるサプリメント、半分もなかった…専門家が暴露
■まともな製品は半分もない? 業界内部から見たサプリメント業界の現状
――本書で書かれているように、サプリメントは堂々と効果をうたうような広告とともに実に様々なものが販売されています。田村さんの感覚として、パッケージに記載されている通りの栄養素が入っていて、きちんと体に吸収されて、という「まっとう」なものは何割くらいある印象ですか?
田村:私の感覚では半分もないだろうという感じです。
――なぜ、こんなことになっているのでしょうか。
田村:薬であれば実際にどれだけ栄養素が入っているかをきちんと検証して、胃の中で溶けるかという溶解試験をして、ということをしますが、サプリメントは食品扱いになるのでそういったルールではないというのが一つ。
もちろん、サプリメントにもルールはあるのですが、ちゃんと運用されていないといいますか、野放し状態になってしまっています。
なぜ野放しになっているかは、どういう風にサプリメントが作られるのかを考えるとわかります。これまでサプリメントを作ったことがない会社の人が、「サプリメント市場が伸びているからうちも参入しよう」ということで、外注を受けてくれる工場に相談します。
その時によくあるのが「こういう成分を入れて、いくらくらいになるように作ってほしい」と「丸投げ」して、商品ができあがってきたらそのままそれを販売してしまうというケース。つまり、販売する企業の中に商品のクオリティをコントロールする人がいないことが多いんです。これではサプリメントメーカーというよりは、単なるサプリメントの「企画会社」です。
こういう会社はマーケティングには長けていますが、サプリメントの性能を担保することについてはほとんどノウハウがありません。これが今のサプリメントを取り巻く問題の原因の一つだと考えています。
Source: おいしいお
【悲報】効果のあるサプリメント、半分もなかった…専門家が暴露