【マジ?】深夜の「ラーメン衝動」はテトリスで消える
・「手がかり刺激」によって反応する「パヴロフの犬」の原理が当てはまるそう
・深夜にラーメンを食べる経験の反復が「手がかり刺激」になっていくという
■チョコレートか、それとも、ご飯か
深夜にふとラーメンが食べたくなる。お酒を飲んだあとに、どうしてもラーメンで締めたくなる。大人になるとよくあることですが、なぜそのような心理が働くのでしょうか。
先に結論を言うと、この現象は「パヴロフの犬」の原理で説明できます。
この原理は、理科の教科書にも載っているので、ご存じの方も多いでしょう。
パヴロフの犬の原理とは以下のようなものです。
犬にエサの肉片を与えると同時に、ベルの音を鳴らす。これを繰り返すと、ベルの音を聞いただけで、犬は肉を期待して涎を出すようになる。心理学の専門用語では、このベルの音を「手がかり刺激」といい、涎が出ることを「条件反応」といいます。
つまり、深夜に空腹を感じたときや、アルコールを摂取したときにラーメンを食べる経験を繰り返すうちに、これが手がかり刺激となり、ラーメンを食べたいという条件反応が生まれていると考えられるのです。
ある特定の食べ物について我慢できないほど食べたくなる気持ちは「食物渇望」と呼ばれます。
日本に比べ、特に欧米で研究が進んでおり、食物渇望の代表例はチョコレートです。
肥満が社会的課題になっているアメリカでは「シュガーアディクション」、つまり糖分への渇望を抑制するための研究も進められています。
日本でも、小松さくら先生(現職・中央大学研究開発機構)を中心に、学生を対象にした食物渇望の調査が行われました。その結果、男性、女性ともに渇望する1位は、ご飯という結果になりました。
ご飯を求めるのは日本に特徴的な結果です。炭水化物であることはもちろんですが、日本の食文化として、味が濃かったり、ご飯のお供になるおかずがあると、白飯が欲しくなるもの。それゆえ、1位になったのだと思われます。
■テトリスで3分遊んでみたら……
Source: おいしいお
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