すっかり姿を見なくなった、懐かしの「いちご潰しスプーン」。メーカーが明かす現在の「意外な用途」
帰省した際、実家の食器棚で久しぶりにいちごスプーンを見たという人もいるのでは。
般的なスプーンと違い、いちごをつぶしやすいように皿の部分が平らになっており、力を加えた際につるんと滑るのを防止する突起がついているのがいちごスプーンの特徴だ。
いちごスプーンを日本で初めて開発したメーカーを取材すると、現在も少量ではあるが生産を続けていた。
そして、現在はいちごを食べる以外の用途にも使われるケースが増えているという。
消費者はいちごをどのようにして食べているのだろうか。食べ方によって、いちごスプーンの生産量にどのような影響を与えているのだろうか。
何もつけなくても十分甘い
いちごスプーンの変遷を調べるにあたって、消費者がどのようにしていちごを食べているのか取材することにした。
とある地方都市で40年近く青果店を営む店主によると、かつては酸味が強く小粒のいちごが多く流通していたので、砂糖や練乳で甘くして食べるお客が多かったという。同店ではかつて、いちごと一緒に練乳を並べて販売していた。
たまに練乳を切らすと、お客から「練乳はないの?」と聞かれることがあった。
しかし、最近では練乳と一緒に買うお客が減ったので、いちごだけを店頭に並べている。
「最近のいちごは大粒になって、甘さが増しました。何もつけなくても十分おいしいので、そのまま食べる方が多くなったのではないでしょうか」と店主は分析する。
懐かしのいちごスプーン
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https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190119-00000008-zdn_mkt-bus_all
Source: おいしいお
すっかり姿を見なくなった、懐かしの「いちご潰しスプーン」。メーカーが明かす現在の「意外な用途」