町田市「中学校給食」問題、2万3000超の署名を集めるも不採択に 議員からは「給食は手抜き」「お弁当を作りたい人の気持ちを尊重」
■平均喫食率13%の町田市中学校給食
町田市の中学校給食は、2005年に「弁当持参」「(デリバリー)給食」を選択できる弁当併用外注方式によって開始。当初の喫食率(利用率)は40%以上でしたが、2017年度の平均喫食率は約13.2%(クラスで1~2人)と、非常に低い結果に。ほとんどの生徒は、自宅から弁当を持ってくるか、パンなどの「買い弁」をしている状態です。
東京都内で全員給食がない(実施予定もない)のは、町田市のほかは国分寺市、東村山市、東久留米市。ただしその4市の中でも、町田市の給食喫食率はワーストとなっています。
都内の中学校給食の現状
なぜ町田市のデリバリー給食は食べられていないのか。調査によると、利用者からは「おいしくない」「冷たい(※デリバリー給食は10度以下に冷やして届けるため)」「量の調整ができない(※ランチボックス式のため)」といった声が上がっているといいます。非利用者からも「おいしくなさそう」といったイメージが強くある状況です。
さらに、「(他の子が頼んでいないので)デリバリー給食を頼みにくい」「デリバリー給食を頼む子は、お母さんがお弁当を作ってくれない子」といった負のイメージも。署名に参加した保護者からは「『踏み絵』ですよね。弁当を作るのは負担ですが、消去法として弁当持参を選択している状況です」という声も上がりました。
■「お弁当を作りたいお母さんの気持ちは」「給食は手抜き」
同様の請願は1年前にも提出されましたが、当時は「継続審議」という結論に。その後は選挙のため自然廃案になっていました。
質疑応答では、「選択制から全員給食に切り替えることへの疑問」についての質問が集中。2子を育てる自民党の女性議員からは、「私は毎朝5時に起きてお弁当を作っている。それは自分が作りたいから。全員給食は、お弁当を作りたいお母さんの気持ちを否定している」「デリバリー給食を食べているのを『かわいそう』と称するのは、学級の問題」「デリバリー給食をまずいとは思わない(現状維持でいいのではないか)」といった意見が寄せられました。
続きはソース
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1812/13/news120.html
Source: おいしいお
町田市「中学校給食」問題、2万3000超の署名を集めるも不採択に 議員からは「給食は手抜き」「お弁当を作りたい人の気持ちを尊重」