【北海道の小豆シェアは93.3%】名古屋名物「小倉トースト」に値上げの足音
「“モーニングの小倉あん”とピーナツバター。(小倉あんは)そんな甘くないので、朝からでも食べられるなと思って」(客)
東海地方モーニング文化の代表格“小倉トースト”。この店ではモーニングサービスとして、飲み物を注文すると、無料でゆで卵と選べるトーストのセットがつきます。
「やっぱり名古屋と言えば“小倉ト-スト”なので、やっぱり小倉トーストがよく出ますね」(喫茶「神戸館」店長 高桑昌志さん)
しかし、この小倉トーストに値上げの可能性があるといいます。
あんこ製造会社 年末に向けて不安
取材班が向かったのは、三重県四日市市の“あんこ”の製造会社「内藤製餡」。
この会社では、製造したあんこをインターネットで販売したり、和菓子店や喫茶店に卸しているといいます。使っている小豆の約8割は北海道産ということですが…。
「(小豆の)新物が通常なら10月中旬に出てくるんですけど、今年の場合は、実を言うと12月3日に初めて新物が。しかも(店ごとに割り当てられた)数量だけ入ってきた」(内藤製餡 内藤孝之 社長)
去年、同時期の仕入れ価格は60キロあたり27000円。しかし、今年は41000円まで高騰しているといいます。
「(あんこの)注文は対応できないくらいの量は今来てますね。(価格も)当然値上げしていかないとやっていけないですね」(内藤製餡 内藤孝之 社長)
これまで以上に、小豆の需要が高まる年末に向けて不安も。
「一週間単位くらいの生産を考えるくらいしかできませんね。原料が限られていますからね。それをいかに有効に使うか」(内藤製餡 内藤孝之 社長)
小豆生産地で異変 収穫量が激減
生産の現場で一体何が?今年9月、小豆の産地・北海道。小豆の生産者に生育状況を聞いてみると。
「(さやが)緑色だと、まだ熟していないものですから。これ水分含んでいて、まだ熟していない感じなんですけど」(小豆農家 宮村透さん)
例年なら9月ごろは収穫を始める時期でしたが、今年はまだ熟していないものが多く残っていました。
2016年。台風が相次いで上陸したことなどが影響し、北海道の小豆の収穫量は2015年と比べ半減。それ以降、小豆の在庫減少が続いてきました。
さらに、今年は6月以降、長雨や低温、日照不足の影響で小豆の生育が遅れたといいます。
「背丈がどうしても例年より低くなっていますね。さやの数もいつもより減っている状態。収穫量も2~3割減っている予想たててますね。10年ぐらい考えても、1位2位争うほど悪いんじゃないかと」(小豆農家 宮村透さん)
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https://www2.ctv.co.jp/news/2018/12/07/33129/
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Source: 2ch飯ちゃんねる
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