スーパーで棚の後ろから食品を取るヤツ。その分の消費期限切れ破棄増えて価格転嫁されるの知らないの?
全国で食品ロスの講演をしながら一般の方の声を聴いてみると、「家では、買い物の時に奥から取るよう、親から習った」という人や、「学校の先生から、奥の新しいものを取るように教えられた」という声を聴く。
ある都道府県では、教育現場で、新しいものから選んで買うように教えている、と伺った。
家庭ごみの現場。全国の廃棄物行政は、いかにごみを減らすかに苦慮している。ごみの大部分を占める食品ごみを減らすことは喫緊の課題だ(筆者撮影)
筆者が行なったアンケートでも、1,594名中、89%に当たる1,414名が「買い物のとき、奥から新しい日付のものを取ったことがある」と回答している(2017年9月19日~2018年11月20日までの調査による)。
店頭に残して捨てる分だけ食料品価格は高くなっていることに気づかない消費者
無理してまで、全ての食品を手前から取って買う必要はない。投書した女性も書いている通り、「その日に消費する食品」なら、手前や上から取ればよく、数日かけて消費するのなら、その分だけ残っているのを買えばいい。
怖いのは、「店に古いのを残していけば自分が得する」と信じている消費者だ。
事業者は、捨てるためには廃棄コストを負担する。捨てる食品が多ければ多いほど、廃棄コストは多額になる。その廃棄コストはどこから捻出されるのだろうか。
来店するお客が払っていく金から捻出される。廃棄コストを出すことで赤字になっては経営し続けられない。
ある高級食材店で働いたことのある女性に聞いたところ、毎日のように売れ残りを捨てているという。この店は知名度が高く、店名は一種のブランドにもなっている。
店頭には、日持ちのしづらい、見た目も綺麗な食品ばかりが並んでいる。捨てるのを見越して高い価格設定がされている。店の経営を続けていくためには当然のことだろう。
続きはソース
https://news.yahoo.co.jp/byline/iderumi/20181126-00105448/
Source: おいしいお
スーパーで棚の後ろから食品を取るヤツ。その分の消費期限切れ破棄増えて価格転嫁されるの知らないの?