一人暮らしの食費1か月3万円って高い?「2万で済む」「健康に生きたいなら最低ライン」
しっかり自炊をしていようといまいと、たとえば出来合いの惣菜を買うような日々と比べても、最近はそこまで食費に差は生まれない。これは実際に僕が食費について「自炊がどこまで安いんだ」と思って調べてみて、あくまで僕の生活の範疇では「どっちもどっちじゃん」と感じ入った結果だ。他所がどうかは知らない。
大体自炊しても、節約の覚悟がなければ食費なんて毎月そこそこかかってしまうものだ。食べることは楽しみの一つ。その選択肢を狭めるなんて身体に悪い。(文:松本ミゾレ)
■「1日1000円ってことは1食300円だぞ」
先日5ちゃんねるに、「1か月の食費3万円で『高い!』って風潮あるけどおかしくね?」というスレッドが立っていた。日本人の現在の平均年収は400万円台前半。仮に1つの世帯の食費が3万×12か月としたら、年間食費だけで36万円になる。年収の約10分の1が食に投じられるわけだ。
スレ主は「1日1000円ってことは1食300円だぞ」と書き込んでいる。高いわけがないという主張は、揺るがないようだ。
ただ、「2万で済む」「3万円は高い」と主張する反対派も譲らない。いや、分かる。自炊だってやりくりすれば1日1000円分の食材で上手く献立を作れるし、作り置きだって出来るという意見。よく分かる。
ただ、それが出来る人って、時間か体力か気力、はたまた全部にがっつり余裕があるタイプだ。仕事が定時で終わり、買い物をする時間も確保できて、しっかり毎日の献立を考えることが可能な人。または、休みの日に一週間分まとめて買いに行って、家で大量に作り置きを作れる人に当てはまるような話だ。
現実問題、そんな人ってどれだけいるだろう。残業後にはわずかな時間も惜しいし、出来合いの食事を買ったところで、誰が責められようか。
■「やっていけなくはないけど毎日キッチリ3食食べることは困難」
さて、このスレッドには「食費3万以下とか余裕っしょ」みたいな声も多かった。確かに、生きるための栄養源を最低限摂取するという目的の上には、3万以下の達成は容易い。
でも、それでいいんだろうか。低コストで用意できる食事って粗末なものが多いじゃないの。この視点を軸に、スレッドに寄せられている意見の中からいくつか紹介したい。
Source: おいしいお
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