イタリア人の逆鱗に触れた?スパゲティを半分に折るアニメ描写
なぜイタリア人の逆鱗に触れた?スパゲティを半分に折るアニメ描写
パスタを折ってはいけない、イタリア的理由は?
いろいろな意見を見てみたが「パスタを折ってはいけない派」の理由はちょっと弱い気がする。調理しやすく、食べやすく、保存しや
すいという「折ってもOK派」の意見は合理的だし、「折ってはいけない派」の唯一の理由である「食べやすい」も、人によると言われてしまえば立場は弱い。
結局のところ、パスタを折ってはいけないというのは「こうあるべき」という原理主義的な意見なのだろうか? と思っていろいろ
と調べていたら、面白い意見を見つけたのでご紹介したい。
『もしスパゲティが折るべきものなんだったら、最初から半分の長さのものが売られていると思う』
なるほど。
ここで改めて述べることでもないが、パスタには無数の種類がある。今回論争のタネになっているスパゲティの一般的な太さは1.8mm
前後だが、それより細くなればフェデリーニやカペッリーニと呼ばれる別のパスタになり、太くなればヴェルミチェッリと呼ばれる。
断面が四角いとキタッラで、きしめんのように平べったいとリングイネとかタリアテッレなどと呼ばれる。
今紹介したのはほんの一部でしかなく、マカロニなどのショートパスタも含めればイタリアにはおよそ650種類ものパスタが存在する。
イタリアではこのパスタを、ソースのレシピや具材に合わせて使い分ける。例えばボロネーゼならタリアテッレを合わせるし、ペース
ト(ジェノベーゼ)ならリングイネを合わせることが多い。もちろん650種類全部を使い分けるなんてことはしないが「このソースに
はこのパスタを合わせると美味しい」みたいな定番は(そんなに絶対的なものではないけれど)存在する。
つまり、パスタの形状はソースや具材に合わせて選ぶべきで、それを変えてしまうと定番の美味しさから外れてしまう。スパゲティ
は長いからこそ美味しいのであって、半分の長さのパスタに合うレシピがあるのなら、最初から半分の長さのスパゲティが生み出されているはず、というのが先ほどの意見である。
スパゲティはそのままの長さのほうが美味しいから折ってはいけない。こう考えると先ほどの「折ってはいけない派」の意見も不
思議とうなずけるようになる。なんといっても、味に関わる話なのだから優先度は高い。「パスタは折らずに茹でるべき」という
原理主義者が存在するのも、こうした原則を守ったほうが美味しいという経験則からなのかも。
もちろん、これも全て食べる人の感覚によるものなので、中にはスパゲティが短いほうが美味しく感じるという人もいるかもしれ
ない。ただ、こういう原則があるということは知っておいてもいいだろう。結局のところ「食べ物なんて好きに食べればいい」という話ではあるのだけれど。
引用元: ・【悲報】アニメのスパゲティを半分に折るシーンにイタリアン人ブチ切れ
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Source: 2ch飯ちゃんねる
イタリア人の逆鱗に触れた?スパゲティを半分に折るアニメ描写